過失割合・相殺
一般的に交通事故は、加害者・被害者の一方による原因だけで起こる事故というのは、むしろ稀であり、双方に何らかの過失がある事が通常であると考えられます。
そこで、双方の過失割合から、それぞれの責任を負担するのが公平であるとの考えから、損害賠償額の決定に際し過失相殺が行われます。
過失相殺の判断は、難しい問題ではありますが、現在ではある程度の、基準化・定型化がなされていますので、示談をなされる際にはそれらを参考(具体的には判例タイムズ)に、弾力的に判断(交通事故の態様は、ひとつひとつ異なるので、定型化された基準に硬直的になる必要性はない)なされるとよいかと思われます。
■ 過失相殺とは
過失相殺とは何か?どのような場合に行われるのか?
■ 著しい過失と重過失の違い
「著しい過失」と「重過失」の違いの具体例。
■ 損益相殺とは
2重・3重に利益を受けないよう、公平の観点から相殺されるものです。