交通事故問題解決サポート

保険会社はどちらの味方?

被害者の保険会社に対してのスタンスは?

被害者と保険会社の関係については、加害者が加入している保険会社と、被害者が加入している保険会社を別にして考えなければいけません。

被害者がいくら様々な手厚い保障のついた保険に加入していたとしても、一部の特約を除き、加害者となった場合に相手方に賠償する際に支払う保険として機能します。
つまり、被害者となった時には相手方『加害者』の加入している保険会社が賠償を行う事になります。

保険会社と債務者の関係図

自分で事故の加害者を選べないのと同様に、相手方の加入している保険会社はもちろん選べません。

そして、相手方の保険会社と事故の被害者との関係は、保険会社が債務者(お金を支払う)、被害者が債権者(お金を支払って貰う)の関係にあるため、保険会社はお金の支払いを少しでも少なくしようとする。企業としては利益追求のため当然の姿勢なのかもしれないのだが、そのために被害者にとっては不満を持つ結果になってしまうことが少なくない。

利益の対立構造からして、本来的に被害者と保険会社は内在的に対立関係になってしまうことが当然として予定されていると考えた方がよい。
保険会社を『敵』として見ないまでも、賠償をしてくれる『味方』として捉えるのは視点としてずれていると言える。

よって、保険会社がハンコを求めて来た書類に対して中身を検討せず判を押すという事はしてはいけない。
被害者は相手方に請求する立場なのである。

請求される立場にある人間が「悪いようにはしない、全て私にまかせて書類にハンコを押してくれ」と言っても当然に信用すべきではないのである。
書類の内容をよく確認し、納得がいったらハンコ押す。納得がいかなかったら、その部分について説明を求めたり、足りない部分の請求をするのは債権者として当然の行動なのである。

スタンスとしてはこちらが相手方に『請求する』債権者の立場にあるため、納得のいく請求を『受動的』ではなく『能動的』に行う必要がある。

保険会社の言う事の受け身になっては、納得のいく解決には程遠いものになってしまうものと考えられます。


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